2008年12月9日火曜日

ニッポン農業のエゴを守るためにはWTO交渉を決裂させたほうがいいと息巻く自民党の農水族

日本の消費者にとって最近いいニュースが少ないが、WTO議長提案は例外的にグッドニュースだった。食い物が安くなるのは大歓迎:
asahi.com(朝日新聞社):WTO事務局が合意案の最新版、重要品目は「6%」に - ビジネス: "【ジュネーブ=尾形聡彦】年内の大枠合意を目指す世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)で、WTO事務局は6日、閣僚会合交渉のたたき台となる合意案の最新版をまとめ、加盟国に送付した。農産品の関税引き下げを大幅に緩和できる「重要品目」については、関税対象品目の4%とし、一定の条件つきで2%の上乗せができる合計「6%」とされ、日本が求める「8%」は盛り込まれなかった。"
しかし、さっきのNHKニュースでは自民党の農水族議員が「ニッポンの農業にとって悪い合意なら無い方がいい、WTO交渉を決裂させろ」と息巻いているという。もしそうなると世界は保護貿易主義に向けてまっしぐら。世界恐慌は避けられない。いったいあいつらは何を考えているのだろう。

カネが欲しいならはっきりそう言え。少々のカネなら払うから黙って温和しくしていて欲しい。世界経済はそれどころではないのである。

それを知りながらこういう脅し発言をする。ニッポンの農水族は、まるでヤクザだ。

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